TOEIC965点をとった私のTOEIC:part2の勉強方法

はじめに

前回のpart1の勉強法の記事に続き、今回は私がTOEICの965点を取るまでにやってきたpart2の具体的な勉強方法の記事を書いていこうと思います。

TOEICはパートごとに出題形式が区切られているので、一つのパートを集中して勉強していったほうが、確実にかつ効率的にスコアを伸ばすことが出来るからですね!

勉強方法の是非はあるにしてもこれだけは確実ですので、TOEICの勉強するときは、パート一つ一つを攻略していくような感じでしていってくださいね!

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Part2は対策したかしてないかが如実に表れるpartだから勉強すればするほどスコアが上がりやすいにゃ!

Part2の概要

Part2の概要

問題数・・・26問

問題形式・・・問題用紙に何も書かれていない純粋なリスニング問題。質問文に続き、3つの応答例が読み上げられ、その中から一つ適切なものを選択する。

難易度・・・純粋なリスニング問題という事で苦手意識を持っている人も少なくはないが、TOEIC全パートの中でも対策が一番簡単なパートなので、しっかりと勉強すれば簡単になる。

概要についての補足

上でもちょっと触れていますが、このパート2は問題の引っ掛けを作るパターンがほぼ決まっているようなもので、かなり対策しやすいパートです。

具体的なパターンは、「スタディサプリEnglish」や「直前の技術」といったTOEIC教材には詳しく載っていると思いますが、ちょっとだけパート2によく出てくるひっかけ問題のパターンを紹介しますね。

そんなのどうでもいいから勉強方法の方を早く知りたいという人はこちらをクリックしてください。

part2における引っ掛けのパターンの例

「質問文に出てきたキーワードを回答文に使うパターン」
 

例題
 Where can I find the most recent sales data?
(A) The store’s having a sale.
(B) It’s on my computer.
(C) No, not recently.
 
正解・・・(B)
 
全訳
最新の売り上げデータはどこにありますか?
(A)その店はセールを行なっています。
(B)私のパソコンです。
(C)いいえ、最近ではありません。

 
(「公式TOEIC Listening&Readinig問題集3」より引用)

解説

例題で言うと「recent」や「sales」といった質問文中に出てきた英単語を、不正解の回答文で使うことによって引っ掛けようとするパターンがパート2ではよくみられます。

質問文が完璧に聞き取れれば、文意に沿っていないことは明らかな回答ばかりですが、質問文が上手く聞き取れなかった時や質問文の内容がよく分からなかった時は、質問文で出た単語を”含まない”回答を選ぶことで、正解の可能性が高くなります。

その他の引っ掛けのパターンとしては、「deserve(値する)」と「reserve(予約する)」といった似た発音の単語を使って引っ掛けてきたり、「Would you do me a favor?(お願いがあるのですが)」といった慣用表現を使って、勉強不足の人を混乱させたりと、かなり決まり切ったパターンに沿って出題されるのが、パート2です。

また、パート2(に限らずリスニング問題に)は、文頭の3語を完璧に聞き取るということが重要になってきます。

特に、パート2では文頭の疑問詞とそれに続く助動詞と主語を完璧に聞き取る事ができれば、正答率がかなり高くなってきます。

逆に言うと、この文頭の3語が聞き取れないと、何を答えて良いのかがわからなくなり、パニックに陥ることになります。

最悪、パニックに陥ったとしても、パート2は3択問題なので、33%にかけて適当にマークして、次に切り替えていきましょう。

他にも、ひっかけのパターンや問題を解くうえでのコツはあるのですが、それらは教材などを使って各々勉強してくださいね。

勉強方法については、以下でみっちりと解説します!

以下、勉強方法。

Part2の勉強方法

必要なもの

・part2の(練習)問題 250問程度(part2の問題10回分くらい)
・練習問題の音声

使用する教材ですが、TOEIC公式が出している公式問題集は是非とも解いておきたいですね。

しかし、公式問題集に収録されている問題だけでは問題数が足りないと思うので、そこでオススメしたいのが、「スタディサプリEnglish」です。

この「スタディサプリEnglish」は、TOEIC対策に特化しているだけでなく、0から説明された英文法の講義や、TOEICに頻出する英単語の学習TOEICの各パート別の問題の正しい解き方(変なテクニックは一切ナシ)TOEIC11回分以上の模試(毎月一つ追加されます)が使い放題で、私がTOEIC400点台だったころから使い始めて、TOEIC965点を取るまで滅茶苦茶使い込んだ、本当にTOEIC勉強でお世話になった教材です。

この記事を書いている、2018年6月時点でもうすでに、TOEIC11回分の練習問題が、解き放題なので、このパート1の問題だけでもTOEIC10回分以上の問題を解くことができ、公式問題集と合わせて使えば問題量的には完璧です!

まあ、今使っている教材があればそちらを使っても全然OKだとは思いますが、「スタディサプリEnglish」は、TOEIC対策においてとても効果のあった教材だったので、紹介しておきました。

問題の解き方が動画で解説されているので、紙の本で勉強するのが中々続かない人にとっては本当にありがたいですね。

「スタディサプリEnglish」公式サイト
https://eigosapuri.jp/

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動画での勉強は、書籍で勉強するより圧倒的に続くから凄いにゃ!

具体的な勉強方法

part1の勉強方法を紹介した記事を読んで下さった人には繰り返しの内容になりますが、part2の勉強方法も基本的には「ディクテーション」となります。

というか、ディクテーションを使って勉強できるのはこのpart2までなのです。

part3以降のリスニングの問題をディクテーションで勉強しようとすると、読み上げられている英文の量が多いので、時間のない社会人や、何かと忙しい大学生にとっては、時間的に難しいものがあるからです。

もちろん、ディクテーションが強力なことには変わりありませんので、時間があるならば、part3以降もディクテーションで勉強した方が良いですが、時間のない人でも最低限、part2まではディクテーションを使って勉強した方が、リスニングに苦手意識が無くなりますよ。

全体的な流れとしては、part1とほぼ同じになりますが、part2の勉強方法のチャートを下で解説していきますね。

①普通に問題を解いていく

本試験と同様にパート2の問題1セット(設問が26問)の問題を解きます。

②答え合わせをする

問題を解き終えたら、答え合わせを軽くします。

この答え合わせは、解いた問題が正解だったか間違っていたかを確認する程度でいいです。
 

③さっき解いた問題のディクテーションをする

先ほど解いて、丸付けをした問題を”答え(問題文、回答文の英文スクリプト)を見ずに”何回も何回も音声を聞きながらディクテーションをします。

なぜディクテーション?

ディクテーションは、リスニングを勉強するにあたり、最も面倒くさいが最も効果のある方法です。
 
というのも、リスニングを上達させるためには、英文を集中して聞くことが最も重要で、ディクテーションは集中して英文を聞かないと何も書き取れないので、うってつけの方法なのです。
 
しかし、聞き取った英文を書き写すディクテーションという勉強方法は、なかなか面倒な方法なので、勉強時間的な問題もあり、全てのリスニングパートを勉強する時に使えるわけではないかもしれませんが、聞き取る英文の量も比較的少ないパート1を勉強する時くらいは最低でもやっておいたほうが良いです。
  
そして、ディクテーションをやった方なら分かると思いますが、リスニングにおいてディクテーションは、マジで効果があります!!
 
これだけは、本当にやって見て実感したので伝えたい!
マジでディクテーション自体は、面倒くさいですけどね!!
(最初は全然、聞き取った英文を書き写すなんて事はできないけど、徐々に出来るようになってちょっと楽しくなるまでの我慢・・・)

④ 一つの問題を完璧にディクテーションが出来るようになるまで繰り返す。

個人差はあると思いますが、5回くらいディクテーションをすれば、6回目のディクテーションで、ほとんどの英文は誰でも完璧にディクテーションができるようになると思います。

あくまで目安ですので、これよりも少ない回数でディクテーションが完璧に出来るようになるかもしれませんし、慣れていないと、もっと回数がかかるかもしれません。

重要なのは才能ではなく、「慣れ」ですので、気楽にやってきましょー!

⑤TOEIC5回分くらいのpart2の問題を上の方法で勉強したあとは、part2で使えるテクニックを勉強する

ここが、part1の勉強法と違うところです。

最初の方にちょっと言いましたが、part2はTOEICにおいて一番、対策しやすい、つまり、テクニックの通用しやすいパートです。

「問題文に使われた単語を含む選択肢は選ばない」や、「問題文に使われた単語と発音の似ている単語が含まれている選択肢は選ばない」、「特定のよく出る慣用表現」、「付加疑問文の処理」など、 パート2を解く上で知っておいた方が良い、テクニックをTOEICの参考書などを使って体系的に学びましょう。

このようなテクニックは市販されているTOEIC対策本や、「スタディサプリEnglish」で、学ぶことができるので、それらを使って、テクニックも身につけておくことで、最短で点数が伸びますよ。

あくまでもテクニックの勉強よりもリスニングの勉強の方が重要ですので、ディクテーションを行ってからテクニック部分を学んだ方が、他のリスニングパートの勉強にもなるのでベターです。

上で紹介した「スタディサプリEnglish」は、アプリ上で簡単にディクテーションとシャドーイングができておすすめです。

勉強方法まとめ

  • STEP.1
    普通に問題を解いていく
    パート2の問題1セット分を解く
  • STEP.2
    答え合わせをする
    軽く正誤を確認するだけでOK!
  • STEP.3
    さっき解いた問題のディクテーションをする
    解いた問題の問題文と回答文をディクテーションする
  • STEP.4
    一つの問題を完璧にディクテーションが出来るようになるまで繰り返す
    最初は難しいかもしれませんが、何回かやれば誰でもできるようになりますよ
  • STEP.5
    part2で使えるテクニックを勉強する
    TOEIC参考書などでテクニックを磨きましょう

終わりに

少し長々となってしまいましたが、これでPart2の勉強方法の説明は終わりです。

Part2は、本当に対策が容易なパートなので、TOEIC本番までに時間が無いけど点数を上げたいという人は一目散にパート2を勉強するのが賢明ですね。

Part2は、すぐに結果に直結するので、自信をつけるという意味でもいいかもしれませんね。

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